「アメジスト」は2月の誕生石!高貴な輝きを持つ宝石の特徴や意味について解説
BLOOM
2024.09.17
「アメジスト」は2月の誕生石!高貴な輝きを持つ宝石の特徴や意味について解説
高貴な雰囲気を漂わせる紫色の宝石「アメジスト」。
”愛の守護石”とも言われており、2月の誕生石として知られています。
その美しい輝きを持つアメジストは、
特に貴族など地位の高い人々から愛されてきました。
アメジストには「真実の愛」「心の平和」「高貴」「誠実」
などの意味が込められています。
2月が誕生月の方へのプレゼントや、
ご自身のお守りジュエリーとしてもおすすめの宝石です。
今回はアメジストの石言葉や意味、
特徴などについてご紹介していきます。
誕生石にはそれぞれパワーや意味があると古くから言われており、
大切にされてきました。
誕生石を身につけて幸運を呼び込んでみませんか。
その時に欲しいパワーやその宝石の魅力を知って、
身につけてみてください。
〈2月の誕生石〉アメジストとは
「アメジスト」は神秘的で美しい紫色が特徴の宝石です。上品で凛としたアメジストは世界中から愛されてきました。ジュエリーでは年代問わず愛されているアメジスト。ここでは、そんなアメジストの魅力についてご紹介していきます。
アメジストの魅力や特徴
アメジストは水晶と同じクォーツの仲間で、淡い色から濃い色を持っています。アメジストは、水晶の変種の中でも高位にあたる宝石で、成分は水晶と同じになります。水晶の中でも紫色のものをアメジストという区別をしています。アメジストの紫色は鉄の含有量や紫外線によって変わってきます。紫色は、日本では古くから「冠位十二階」で最高位の色と敬われていました。そのため高貴なイメージのある色です。また中国では古くは皇帝だけが身につけることを許された色とも言われています。アメジストはパワーストーンとして様々なパワーを持っています。”恋愛の守護石”とも言われ、恋愛成就のお守りとしてや魔除けのお守りとしても人気があります。
アメジストの歴史
アメジストの歴史は古く、紀元前から宝飾品として使用されていました。エメラルドやルビー、サファイアなどの貴石と同等に扱われていました。キリスト教では、司祭の石として使用され位の高い司祭が身につけていたとされています。また、古代エジプトやローマの貴族たちもアメジストを愛用していたとされ、権力を象徴する宝石と言われています。
アメジストの由来
アメジストの和名は「紫水晶」。アメジストの語源は、「amethystos(アメテュストス)」。ギリシャ語で「酒に酔わない」という意味になります。古代ギリシャの神話のエピソードから言い伝えられているとされています。ギリシャ神話では、月の女神”アルテミス”に仕えた少女の名前を”アメジスト”としています。酒の神”ディオニュソス”が気まぐれに人間を猛獣に襲わせようとしたところ”アメジスト”が偶然通りかかります。それを見ていた”アルテミス”が猛獣から守るため”アメジスト”を硬い水晶に変化させました。水晶となった”アメジスト”の美しさを見て、己の行動を後悔し反省しました。献酒として水晶になった”アメジスト”にワインをかけたところ無色透明だった水晶が美しい紫色に変化しました。そしてその宝石に「アメジスト」と名づけたと言われています。
語源の「amethystos(アメテュストス)」は、「酒に酔わない」という意味の他にも「人生の悪酔いから身を守る」という意味も込められているとされています。
「アメジスト」と「アメシスト」?
日本ジュエリー協会や宝石鑑別団体協議会(AGL)が公式で定義しているのは、「アメシスト」です。なぜ「アメジスト」となったのか、それは翻訳される際の言い間違いという説があります。アメジストは英語表記で「Amethyst」となり、発音がしやすい「アメジスト」と言われるようになったと言われています。ジュエリーの店舗などでは「アメジスト」で定着しており混在しているのが現状です。店舗などで見かけた時に「アメシスト」なのか「アメジスト」かどちらで表記されているのか見てみるのはいかがでしょうか。
アメジストの産地
水晶の仲間であるアメジストは比較的世界中で産出されている宝石です。その中でもアメジストの最大の産地はブラジルになります。産出される場所によってアメジストの色味が異なってきます。ブラジル産は宝石の内部に黒い斑点が見られ全体的に黒みがかった紫色が特徴。宝飾用として流通される高品質なアメジストはブラジルやアメリカで産出されることが多いです。
アメジストの宝石言葉
アメジストには「真実の愛」「心の平和」「高貴」「誠実」などの宝石言葉があります。また、「愛の守護石」とも言われ恋愛に関するパワーも持っています。アメジストを身につけることにより、絆を深め愛を育むとされており、恋愛成就に効果があると言われています。冷静な判断力を授け自分にとって誠実な相手を引き寄せ、真実の愛を育んでいくことができると言われています。
〈2月の誕生石〉アメジストには種類がある
高貴な紫が印象的なアメジストですが、種類があるのをご存じでしょうか。紫でも淡い色や他の色味が入ったものがあります。アメジストの紫色は鉄の含有量や紫外線によって変わってきます。ここでは代表的な色のアメジストをご紹介します。
アメジスト
「アメジスト」は深い紫色をした一般的な宝石です。紫色が濃ければ濃いほど価値が高くなっていきます。お好みの色味を探してみてください。
ラベンダーアメジスト
通常のアメジストより、紫色が淡いものを「ラベンダーアメジスト」と言います。ラベンダーアメジストは自然の中で長い年月、紫外線によって色あせて薄くなった紫色のアメジストのことを言います。ラベンダーのように柔らかい色合いでジュエリーとして身につけると優しい印象を演出してくれます。優しい色合いで透明度のあるラベンダーアメジストは、見ているだけで穏やかな気持ちにしてくれてリラックス効果を得ることができるでしょう。
ピンクアメジスト
淡いピンク色をした「ピンクアメジスト」。天然のものはアルゼンチンの鉱山などの限られた場所でしか産出されないという希少性の高い宝石です。明るめのピンクかがった紫色で、通常のアメジストよりも鉄の含有量が多いとされています。穏やかな色合いのピンクアメジストは身につけると女性らしさを演出してくれ、自信を与えてくれるかもしれません。
グリーンアメジスト
緑色が特徴の「グリーンアメジスト」。天然のものはとても希少性のある宝石です。流通しているグリーンアメジストは紫色のアメジストに加熱処理をして色を変化させたものとされています。鮮やかで美しい緑色が特徴で、身に着けることで、癒しを与えてくれるでしょう。
アメトリン
紫色のアメジストと黄色のシトリンが混ざり合った水晶のことを「アメトリン」といいます。この2つの色が混ざり合った美しいバイカラーは地下熱水と石灰岩の化学反応によって生成されます。自然の中でアメジストが作られる際に水分を含んだ部分がシトリンとなり偶発的にバイカラーに変化しアメトリンができます。天然のアメトリンはとても希少性があるため、流通しているほとんどが加工処理されたものです。アメジストとシトリンのふたつの効果を持った魅力的な宝石です。
アメジストは記念石としておすすめ
アメジストは記念石としてもおすすめの宝石です。気持ちを込めて大切な人へのプレゼントにいかがでしょうか。ここではアメジストを贈るおすすめの記念日をご紹介します。
アメジストは2月の誕生石
2月の誕生石とされているアメジストは誕生月の方との相性がよく、誕生石を身に着けることによって厄を払ってくれて、幸運を呼び込んでくれるとされています。アメジストをあしらったお気に入りのジュエリーを見つけてお守りとして、誕生月の方にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
アメジストは結婚17周年の記念石
結婚17周年は「紫玉婚式」「アメジスト婚式と呼ばれます。アメジストは「愛の守護石」や「真実の愛」という意味をもつ愛情深い宝石で、17年もの長い月日をともに過ごしたおふたりにぴったりの宝石です。精神的な安定をもたらす力をもつとされているアメジストは、今後ともおふたりの愛情や穏やかな結婚生活を持続させてくれるでしょう。記念石に愛情と感謝を込めてアメジストのジュエリーを贈るのはいかがでしょうか。
アメジストはパワーストーンとして魅力的
恋愛成就に効果があるとされているアメジスト。パワーストーンとしても人気があり、さまざまなパワーを私たちに与えてくれます。今回は一部をご紹介します。今欲しいパワーがあるときには、身につけてみるのもおすすめです。
癒しややすらぎを与えてくれる
宝石言葉に「心の平和」とあるように、身に着けることで気持ちを落ち着かせてくれるリラックス効果があるとされています。ネガティブな気持ちをポジティブにしてくれて癒しを与えてくれると言われています。ちょっと疲れたな…と感じている方におすすめです。
精神的な安定をもたらしてくれる
心を穏やかにして精神に安定感をもたらしてくれるとされています。身につけるとストレスを減らし感情的にならないようにコントロールしてくれるでしょう。
知性や洞察力を高めてくれる
アメジストは直感力やインスピレーションを高めてくれるとも言われているパワーストーン。困難な状況に陥ったときに、冷静な判断をもたらしてくれるでしょう。
【BLOOM】おすすめアメジストアイテム
高貴な色と言われている紫色をしたアメジストは、ジュエリーとして身につけるのもおすすめです。ファッションのワンポイントになるような艶やかな輝きのアメジストのネックレスや、ニュアンスカラーのピアスなど、フォーマルからカジュアルまでさまざまなファッションで活用できるアメジストジュエリーをご紹介します。
〈2月の誕生石〉アメジストのお手入れや取り扱い方法
魅惑の色を持ったアメジストの輝きを永く保つために、綺麗にお手入れをして保管したいところ。それにはアメジストの性質を知ることが大切です。お手入れの方法や保管方法を覚えておき、アメジストジュエリーを永く大切に愛用していきましょう。
汚れが気になった場合は石鹼水で洗う
永くジュエリーを使用する際には、普段から使用した後はこまめなお手入れが必要です。アメジストのジュエリーを身につけた後は、ホコリや皮脂、汗などがついている場合があります。外した後にはクロスなど柔らかい布でふき取りましょう。普段からの使用後のお手入れで美しいアメジストの輝きを保つことができます。もしそれでも汚れが落ちないようであれば、ぬるま湯で作った石鹸水で洗い流し洗浄しましょう。細部の汚れは柔らかいブラシなどで優しくこすって落とします。購入した店舗で定期的にメンテナンスやクリーニングをお願いするのもおすすめです。
太陽光に注意して保管する
アメジストは宝石の中でも割れやすい宝石です。身につける際には、硬いものに当たってしまったり落としてしまったり強い衝撃を与えないように気を付けて扱いましょう。保管する際も他のジュエリーを分けて保管するのがおすすめです。また、アメジストは太陽光に弱いとされています。直射日光に当たることで紫色が退職してしまう恐れも。美しいアメジストの色を守るために、窓際での保管を控え太陽光に気を付けて保管してください。
まとめ
アメジストは古くから人々に愛されてきた宝石です。アメジストの持つ美しい紫色は精神的に癒しを与えてくれてストレスを和らげてくれるなどさまざまなパワーを持った宝石です。昔からアメジストのパワーは現在まで信じられています。今自分に足りない部分があるときに、身につけて頼ってみてはいかがでしょうか。比較的手に入りやすいアメジストジュエリーはお守りジュエリーとして身に着けたり、大切な人へのプレゼントでおすすめです。お気に入りのアメジストジュエリーを身につけて日常をさらに楽しみましょう。