サファイアが持つパワーとは？９月誕生石に込められた意味と魅力について

サファイアとは

希少性があり、高い価値のある世界四大宝石。ダイヤモンド、ルビー、エメラルドにならび、サファイアも世界四大宝石とされています。今回はサファイアの魅力についてご紹介していきます。

サファイアの特徴

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硬度が高く美しい希少性から、高い価値のあるものとして世界四大宝石に選ばれているサファイア・サファイアは、ラテン語で”青”を意味する「Sapphirus」が由来とされています。和名は「青玉」や「蒼玉」と言われており、深く透き通った海のような青色が特徴です。サファイアの鉱物名は、ルビーと同じコランダムというものでできています。コランダムはダイヤモンドの次に硬度の高い鉱石とされています。

サファイアに込められた意味

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サファイアの宝石言葉には「誠実」「慈愛」「徳望」という意味が込められています。平和を祈り、一途な想いを貫くという意味もあるとされています。古代から哲学者や聖人の石とも言われ、神の恩恵や慈愛を受け、精神の再生をもたらすと信じられ、賢者にふさわしい石と言われていた宝石です。

サファイアの持つパワー

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深く美しい青色が魅力的ですが、さまざまなパワーを持つと信じられています。サファイアは、真実や忠誠などの象徴とされています。さらに心を鎮めたり、集中力を高めたりする効果があるともされています。夢や目標を達成したいときにお守りとしてサファイアを身につけるとサポートしてくれるでしょう。またサファイアを身につけることで誠実で穏やかな愛をもたらすともされています。

9月の誕生石

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9月の誕生石として知られているサファイア。宝石言葉には「誠実」「慈愛」「徳望」といった意味が込められています。青い色のサファイアは冷静な洞察力の宝石と言われています。集中力や直感力を高めてくれたり、目標を成し遂げるために背中を押してくれる、感情を鎮めるヒーリング効果もあるとされています。また、サファイアを持つと自信を持つことができ、成功を収めてくれるとも信じられてきました。その海のような深い青色はイライラや心配事をなくし、人を愛し貞節を守るとも言われ愛されてきました。

一途な愛のお守り

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海のような深みのある優しい青色のサファイアは、揺るぎない心の象徴とされ、誠実で一途な愛の意味も込められているとされています。その意味から永遠の愛を誓う結婚指輪の内側に埋め込んだり、エンゲージリングとして贈られたりと人気のある宝石です。ヨーロッパに伝わるサムシングフォー（Something Four）はご存じでしょうか。

サムシング・オールド	Something old	何か古いもの
サムシング・ニュー	Something new	何か新しいもの
サムシング・ボロード	Something borrowed	何か借りたもの
サムシング・ブルー	Something blue	何か青いもの

という、結婚式に4つの言葉にちなんだアイテムを身につけると花嫁が幸せになれると言われています。そのうちのサムシング・ブルー（Something blue）”何か青いもの”のアイテムとしてサファイアが選ばれることも。密かにつけるのがいいとされ、結婚指輪に埋め込んだり、婚約指輪にあしらわれたりすることもあります。サファイア自体が持つ「誠実」や「一途な想い」という意味を込めて、婚約指輪にサファイアを選ぶ人も多いようです。

種類豊富なサファイアカラー

サファイアは主に青色のイメージが強くありますが、青色以外にも実際にはさまざまな色があります。また、カラーサファイアにはそれぞれ意味が込められています。

サファイアの鉱物は「コランダム」

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サファイアの鉱物名は「コランダム」。コランダムの純粋な結晶は無色で、「酸化クロム」が入り込んで赤色になったものがルビーと呼ばれています。そして赤以外のコランダムはすべてサファイアになります。

ファンシーカラーサファイア

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サファイアの代表的な色は青色です。青色は鉄やチタンなどによって発色します。青以外の色のサファイアは「ファンシーカラーサファイア」と呼ばれ様々な色で展開されています。グリーンやピンク、パープル、イエローなど、色の鮮やかさも様々です。色によって価値が高いサファイアもあり、希少性のある宝石となります。

サファイアの種類

では、サファイアにはどんな種類があるのでしょうか。今回はファンシーカラーサファイアの一部をご紹介していきます。

ブルーサファイア

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世界中で愛されているブルーサファイア。サファイアというと通常ブルーサファイアのことをいいます。ブルーサファイアの宝石言葉は「成功」「誠実」「慈愛」。 美しく深い青色は、まっすぐで強い気持ちを呼び起こしてくれます。 身に着けることで、誠実で穏やかな愛をもたらすともいわれています。

◆コーンフラワーブルー
ブルーサファイアのなかでも最高級ランクの色合いと言われているのが「コーンフラワーブルー」というブルーサファイア。最高品質のロイヤルブルーよりやや明るい青色をしています。矢車草の花の色から名付けられたコーンフラワーは、彩度が高く優しく落ち着いた色合いです。現在は採掘が終わっており幻のサファイアと言われています。

ロイヤルブルーサファイア

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ロイヤルブルーは深みのある濃いめの高貴な青色をしたサファイア。ブルーサファイアの中でもカラーで区別され名を冠しているのが「コーンフラワーブルー」と「ロイヤルブルー」のサファイアです。上質なロイヤルブルーはやや紫が入った深く濃い青色で鮮やかな輝きを放ちます。イギリス王室の公式カラーでもあり、とても高貴な印象となります。
宝石言葉はブルーサファイアと同じく「慈愛・誠実・徳望」。

パパラチアサファイア

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オレンジがかった温かみのあるピンク色のパパラチアサファイア。鑑別機関で決められた色より、ピンクが強いとピンクサファイアに、オレンジが強いとオレンジサファイアとなります。ピンクとオレンジの中間色で非常に狭い範囲の色合いです。希少性が高いため、パライバトルマリン、アレキサンドライトと並び、世界三大希少石とされています。蓮の花の色に似ていることから、スリランカのシンハラ語で「パパラチア」と名づけられました。

ピンクサファイア

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はっきりとした濃いピンクから淡く薄いピンクまでバリエーションが多いピンクサファイア。少し紫がかったピンクが特徴で、ものによってルビーとの判断に迷うほど赤に近い輝きのピンクサファイアもあります。その微妙な色は、コランダムに含まれるクロムの含有量で判別します。コランダムに含まれるクロムの含有量が1％前後だとルビーに、0.1%前後だとピンクサファイアに分類します。
ピンクサファイアは恋愛成就の意味を持つともいわれています。その淡い愛らしい色のピンクサファイアを恋愛のお守りとして身に着けるのもおすすめです。

イエローサファイア

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淡いイエローのパステルカラーから、明るいレモンのような色があるイエローサファイア。さわやかで明るい色合いが特徴です。中でも色の濃いゴールデンサファイアは希少性が高いサファイアになります。イエローサファイアは「真実」「目標達成」などの意味が込められており、成功を収めたい人におすすめです。これから目標に向かって挑戦する人への贈り物や、ご自身のお守りとして身につけてみてはいかがでしょうか。また、イエローサファイアは結婚7周年の記念石ともされています。これまでの日々、これからの日々に感謝してジュエリーを贈るのも素敵ですね。

オレンジサファイア

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比較的数が少なく希少性が高いオレンジサファイア。アフリカのサバンナに沈む夕日の色をイメージしたオレンジサファイア。別名「サンセットサファイア」とも呼ばれます。オレンジサファイアにもカラーの幅があり、柑橘系のみかんやオレンジ、ブラッドオレンジのような濃い赤に近い色もオレンジサファイアに分類されます。「陽の光」の意味が込められている石で、生命力や人生に彩りをもたらしてくれると言われています。ポジティブで明るく前向きな気持ちにしてくれるでしょう。

グリーンサファイア

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エメラルドのような鮮やかなグリーンというよりかは、少しくすんだような色合いをしており落ち着いた印象のカラー。青色と黄色味が混ざりあってできた色です。グリーン味が濃い「ボトルグリーン」や、淡い色味の「ライムグリーン」など色合いによって名称が変わってきます。柔らかな印象を与えてくれるグリーンサファイアはコーディネートを上品な装いに演出してくれます。自然の森林や草木のようなグリーンカラーは、平和や癒しの象徴とされています。また、精神の調和やバランス維持を保つ効果があるとされているため、癒しが欲しかったりストレスを抱えやすい方は、グリーンサファイアを身につけるのがおすすめです。

サファイアとルビーの関係

サファイアとルビーは実は同じ石というのをご存じでしょうか。というのもサファイアとルビーは「コランダム」という同じ鉱物からできている宝石。コランダムに「酸化クロム」という不純物（元素）が1％前後含まれることで赤く発色し、ルビーになります。また、コランダムにチタンと鉄が含まれると青く発色し、これがブルーサファイアとなります。ですので鉱物としてみると、サファイアとルビーは同じ宝石といえます。

二つの違いは色だけ

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基本的にコランダムの中で、赤色のものだけがルビーとされており、その他の色はすべてサファイアと言われています。ピンク・イエロー・グリーン・オレンジなど様々な色がありますが、赤色のコランダムはルビーとなってしまうので、レッドサファイアだけ存在しません。また、ブルールビーや、イエロールビーなど赤以外のルビーが存在しないのは、ルビーの赤以外のカラーはサファイアになるためです。

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サファイアのお手入れ方法

サファイアは他の宝石と比べると丈夫な宝石です。透明度が高いため、汗や皮脂が付着すると透明度が損なわれてしまうため使用後はこまめにふき取りましょう。

熱や衝撃に強い

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◆中性洗剤で洗う
中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけると汚れが溶け出します。柔らかいブラシで撫でるように洗うとさらに汚れを落とすことができます。洗浄後は、しっかりと洗剤を洗い流し水気もしっかりふき取りましょう。
■超音波洗浄もOK
硬度が高く丈夫な宝石ですので、汚れがひどいときは超音波洗浄を使用してもOKです。

傷つけあわないように他のジュエリーとは分ける

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サファイアは硬度が強く傷がつきにくい宝石です。そのため、他のジュエリーを傷つけやすいので保管をするときには分けて保管しましょう。

◆注意
サファイアは紫外線に弱い宝石です。直射日光に長時間当たっていると色あせてしまったり変色してしまう恐れがあります。また湿気が強い場所も苦手なので保管する場所には気を付けましょう。

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まとめ

青色の印象が強いサファイアですが、成分によってさまざまな色を魅せてくれるサファイア。色によってそれぞれ違う意味が込められているので、メッセージや想いを込めて大切な人にプレゼントをしたり、ご自身へのお守りとして身につけてみてください。今回の記事を参考にし、お気に入りのサファイアを見つけてみてください。